耕平さんかわら版   第89号(平成21年11月)

  皆さん、こんにちは。今年もあと一か月半。早いものですね。だいぶ寒くなってきましたので、くれぐれもご自愛ください。

 新政権が本格稼働してから五十日が過ぎました。国民の皆さんと新政権とのハネムーン期間と言われる百日間の半分を過ぎ、政府の一員として一段と緊張感が増しています。

しかし、新政権は「五十五年体制」が続いた五十年間の「負の遺産」を引き継いで発足しました。膨大な財政赤字もそのひとつ。簡単に解決できるわけではありませんが、五十年間の「負の遺産」の解決に向けて、まずは五十日で新政権が何とか立ち上がったというのが当事者としての率直な印象です。

 次の節目の百日目はだいたい年末。膨大な財政赤字という厳しい制約の中で、新政権の意思を十分に反映した来年度予算を編成することがポイントです。鳩山首相の腕の見せどころ。景気対策と財政健全化を両立させることが期待されます。

 そういう観点から、新しいことに取り組む国家戦略を担う菅副総理、「負の遺産」を解決するためにムダ撲滅に取り組む仙谷大臣の手腕に注目が集まります。

 役者はまだまだいます。年金、医療、介護の立て直しを担う長妻大臣。先日、後期高齢者医療制度を廃止して新しい医療の枠組みをつくるための「医療制度改革会議」を立ち上げました。相変わらず昼夜兼行で頑張っています。

 「ムダなダム」の建設中止や航空行政の改革に取り組む前原大臣。時々会議で一緒になりますが、真剣さがヒシヒシと伝わってきます。日本の外交の検証と再構築にチャレンジしている岡田大臣も全力疾走しています。

 もちろん、僕の上司の亀井大臣も奮闘中。資金繰りに困っている中小零細企業や住宅ローンを借りている人たちのために手を差しのべる法案も準備しました。拙速で不透明な郵政改革を軌道修正するための準備も着々と進めています。

 明治維新以来の「百年の埃(ほこり)」を払うための大掃除です。簡単にはいきませんが、百日目には「百年の大掃除」の展望をさらに国民の皆さんにご理解頂けるように、鳩山内閣の一員として僕も頑張ります。


kohei -san kawaraban kohei -san kawaraban kohei -san kawaraban kohei -san kawaraban kohei -san kawaraban