耕平さんかわら版   第90号(平成21年12月)

 皆さん、こんにちは。今年も師走がやってきました。今月十一日、世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が「新」に決まり、京都清水寺の森清範貫主が揮毫(きごう)しました。

 年初には米国でオバマ新大統領、秋には日本で鳩山新首相が誕生。新型インフルエンザという迷惑な話から、イチロー選手の大リーグ新記録(九年連続二百本安打)、ゴルフのハニカミ王子の史上最年少賞金王まで、たしかに「新」のつく話題の多かった一年です。

 そう言えば、この「今年の漢字」を運営しているのは日本漢字能力検定協会、略して漢検。莫大な資金を私物化していた前理事長親子が話題になったことをご記憶の方も多いことでしょう。

 新しい理事長には元弁護士会会長が就任。漢検自身も新理事長を迎えて新しい体制で年末の「今年の漢字」を迎えました。

 去年の「今年の漢字」は「変」。今年は前向きな印象の強い「新」という漢字が選ばれて、何となく気分が良くなったのは僕だけでしょうか。

 気分は良くなりましたが、景気は良くなっていません。殺伐とした事件が絶えず、社会情勢は不安定な状況が続いています。「新」をもたらした鳩山さんには、来年は「実」のある一年にしていただきたいと思います。かく言う僕自身も、新政権の一員として、国民の皆さんにとって「実」のある一年にできるように全力を尽くします。

 鳩山さんとともに政権交代の立役者となった菅さんは「今年の政権交代は明治維新、敗戦に続く日本の第三の大変革」と語っています。まさしく、明治維新に続く平成維新となった感があります。

 しかし、明治維新の折も、それがまさしく維新と言える大変革であったことは、後世の人たちが振り返って分かったことです。今回も今はまだ実感がわかない方も多いと思いますが、維新と言える大変革となるかどうかは来年以降の仕事ぶりで決まります。

 もうひとりの立役者の小沢さんが掲げるキャッチフレーズが「日本一新」。僕自身も副大臣として仕事をする中で、日本はさまざまなことを「一新」する必要性を感じます。

 来年は「新」しいことをドンドン「始」めて「実」のある一年にしたいと思います。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。良い年をお迎えください。


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