耕平さんかわら版   第70号(平成20年4月)


皆さん、こんにちは。早いもので四月、暖かくなりました。かわら版をお配りする二十一日も、天気が良いといいですね。

さて、この原稿を書いているのは十二日。一昨日から参議院財政金融委員会で道路特定財源について審議が始まりました。政府案と、僕も発議者のひとりとして提出した議員立法案の両方を審議。したがって、僕も額賀財務大臣の横に座り、答弁者として質問にお答えしています。

与野党双方の法案が審議にかかり、「両方が質問を行い、答弁も行う」という議会本来の姿がようやく実現。こういう姿で多くの政策が決定されていくのが望ましいと思います。

向う十年間、五十九兆円の財源を道路だけに使うことを決めたい福田さん。道路をつくるのはいいけれど、医療や年金などその他の課題も多いので、五十九兆円は道路以外にも使えるようにしたいという小沢さん。論点が明確になるように、僕も額賀財務大臣とシッカリ議論させて頂きます。

現在の国会の大きな課題は四点。道路のほかに、年金、医療、経済。年金は「消えた年金」問題が未解決のまま、混乱が拡大しています。何とか事態を好転させたいと思っていますが、厚生労働省自身も実態が分からなくなってきているという印象です。由々しき事態。制度の見直しも必要です。

医療は、四月から後期高齢者医療制度がスタート。七十五歳以上の皆さんに十分に情報が伝わっていなかったうえ、ここでも厚生労働省の事務ミスが多発して大混乱。後期高齢者医療制度は一旦白紙に戻し、もう一度議論をやり直すべきでしょう。そういう方向になるように頑張ります。

経済は、株価低迷、物価上昇と気になる現象が続いています。耐震偽装に端を発した確認申請厳格化に伴い、住宅投資が激減。「官製不況」と言われています。

年金、医療、経済。いずれの対策を行うにも財源が必要。道路にあまりたくさん使いすぎると、当然、他の分野に皺寄せされます。

福田さん、小沢さんには、限られた財源を何に配分するべきか、その点が明確になるような党首討論をお願いしたいと思います。現場の僕も、頑張ります。


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