耕平さんかわら版   第88号(平成21年10月)

 皆さん、こんにちは。秋本番です。朝晩は冷え込むようになりましたので、くれぐれもご自愛ください。

さて、鳩山さんの内閣が発足して1ヶ月。評価はいろいろあるでしょうが、何とか無事にスタートしたようです。

鳩山内閣の仕事は、長い間に蓄積された政治や行政の「膿」を摘出するとともに、当面の課題に的確に対処することです。

そういう観点から考えると、今年の補正予算の見直し、来年の当初予算の編成において、徹底的に無駄を廃して「膿」を出す努力が欠かせません。予算の中身を、経済効果のある、国民の皆さんの納得できる内容に変えていくことが必要です。

八ッ場ダムを筆頭に大型公共事業の見直しに果敢に取り組む前原さん。勇気のいる決断ですが、誰かが矢面に立たなければ議論すら前に進みません。前原さんの勇気に敬意を表します。

「八ッ場ダムの地元住民が困る」という指摘があることは承知しています。しかし、建設中止に賛成している住民もたくさんいるのに、そのことをあまり報道しないマスコミの姿勢には疑問を感じます。

「五十年間待った」と主張する建設推進派の皆さんには、「五十年前の計画どおりに進めることが本当に適切ですか」ということを今一度お考え頂きたいと思います。

もちろん、地元の皆さんと十分に話し合うことは必要ですが、「膿」の摘出に果敢に取り組む前原さんにエールを送りたいと思います。

一方、僕の上司の亀井さん。当面の課題である不況対策に取り組んでいます。中でも、中小企業や零細・個人事業主の皆さんが資金繰りに窮していることをたいへん心配しており、「貸し渋り・貸し剥がし」対策法案を検討するように指示を受けました。できる限り多くの皆さんに納得して頂ける法案に仕上げたいと思います。

しかし、この法案は当面の対症療法です。景気そのものが良くならないと、状況は好転しません。そのためには、やはり予算の中身を見直し、経済効果のある内容に組み替えていくことが不可欠です。

多士済々の面々を揃えた鳩山内閣。僕もその一員としてしっかり職責を果たします。


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