耕平さんかわら版   第93号(平成22年3月)

 皆さん、こんにちは。バンクーバー五輪が終わりましたが、女子フィギアスケートでは地元の浅田真央さん、安藤美姫さん、鈴木明子さんが大活躍。お疲れ様でした。しかし、日本チーム全体では金メダルはゼロ。少し残念でしたね。

 一方、お隣の韓国、中国はメダルラッシュ。かつては、アジア人は欧米人に比べて体格面で不利とも言われていましたが、韓国や中国の活躍を見ていると、どうやらそうでもなさそうです。

 日本でも、世界で通用するトップアスリートが育つ環境を整備することが必要です。国をあげて選手を養成する「ステーツアマ(国が育てるアマチュア)」という考え方もあります。しかし、できれば、経済的に余裕をもって若者がスポーツに取り組める社会、勝負の際のたくましい精神力を育むことのできる社会を実現し、自然にトップアスリートが登場するのが望ましいですね。そういう社会を実現することは政治の仕事。浅田真央さんや安藤美姫さん、鈴木明子さんに負けないように、頑張ります。

 ところで、中国は経済面でも日本を追い抜きます。国内総生産(GDP)の規模で、長い間、金メダルは米国、銀メダルは日本と決まっていましたが、今年は中国が米国に次ぐ世界第二位、銀メダルになりそうです。

 スポーツに喩えれば、これは「GDP」という「競技」で日本が銀メダルから銅メダルになるということです。しかし、「GDP」以外の様々な切り口、つまり「競技」があります。「GDP」では第三位になっても、それが全てではありません。他の「競技」で頑張る余地はあります。

 また、「科学技術」や「学力」、「医療レベル」、「介護制度」など、他の分野の「競技」もあります。どの「競技」で世界のトップアスリートを目指すのかは、それぞれの国の考え方。それを定め、実現するための作戦、戦術を練るのが国家戦略です。

 とは言え、「GDP」でも不断の努力を続けなくてはなりません。また、「国民一人当たりのGDP」という「競技」もあり、これは既に世界の十五位前後。せめて常に八位入賞ぐらいのポジションにはいたいですね。

 そして、全ての「競技」の総合得点を競うのが「幸福度」ランキング。得点の集計の仕方にもよりますが、この「幸福度」という「競技」における日本のポジションを確認し、順位を上げていくのは政治の重要な仕事。鳩山内閣では、この「幸福度」という指標にも着目して政策を運営していきたいと思います。頑張ります!!


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