耕平さんかわら版   第96号(平成22年6月)

 皆さん、こんにちは。梅雨に入りスッキリしない天気が続いていますが、くれぐれもご自愛ください。

 六月四日、菅直人首相が誕生しました。第九十四代内閣総理大臣です。鳩山さん、菅さんを二枚看板として政権交代を目指した民主党。鳩山さんが辞任に至ったことは残念ですが、鳩山さんを引き継いだ菅さんもさらに頑張ってくれると思います。

 それにしても菅さんは粘り強い人です。そもそも、選挙に初めて立候補してから三連敗。四度目になってようやく初当選。三度も落選すれば、普通の人は立候補を断念するでしょう。初めての立候補以来、三連敗の首相は史上初めてだと思います。

 民主党の代表選挙も今回当選してようやく三勝四敗。まだ負け越しです。あの小泉さんも顔負けの粘り強さ。その粘り強さを政権運営と政策実現のためにもきっと発揮してくれると思います。

 その菅さんが所信表明演説で強調したのが「強い経済、強い財政、強い社会保障」というキャッチフレーズ。菅さんが前の代表時代の二○○三年の総選挙で初めてマニフェストをつくりましたが、そう言えばその時のキャッチコピーが「つよい日本をつくる」。菅さんの考えは首尾一貫変わっていないようです。

 「つよい日本をつくる」というキャッチコピーをつくった際には、「つよい日本って、防衛力のこと?」という質問をよく受けましたが、その真意は今回のキャッチフレーズでご理解いただけるものと思います。

 政策や予算の内容、政府の運営の仕方、政治家や官僚の働きぶり、あらゆることを見直して「強い経済、強い財政、強い社会保障」を実現して「つよい日本をつくる」。それが政権交代の果実です。

 鳩山さんが畑の整地をしてくれました。そして、まだ種をまいたばかりです。これから水をやり、日が当たり、芽が出ます。大切に粘り強く育てて、やがては見事な果実を収穫しなくてはなりません。

 菅さんに大いに期待してください。僕も頑張ります。


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