耕平さんかわら版   第103号(平成23年1)

  皆さん、あけましておめでとうございます。かわら版も十年目に入りました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 干支(えと)は十干(じっかん)十二支(じゅうにし)で構成されており、今年の干支(えと)は辛卯(かのとう)です。

 十干は甲乙丙丁戊己庚辛壬の十種類、十二支は子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の十二種類。したがって、最初の干支は「甲」と「子」の組み合わせの「甲子」、二番目はひとつずつ進んで「乙」と「丑」の「乙丑」、十一番目は十干が最初に戻って「甲」と「戌」の「甲戌」、十二番目は「乙亥」、十三番目は「丙」と十二支が最初に戻って「子」の「丙子」となります。

 十二支がひと回りする間に十干との組み合わせがふたつずれるので、ひと回りするのは「十」と「十二」の最小公倍数の「六十」。つまり六十年でひと回り。だから六十歳のことを還暦(暦が還る)と言います。

 ちなみに、最初の組み合わせの「甲子」の年にできた野球場が「甲子園」と命名されたように、干支は様々なところに引用されています。

 さて、暦(こよみ)は過去の歴史や漢字の含意から、干支(年)ごとの傾向を啓示しています。一昨年の己丑(つちのとうし)は「新しい秩序が始まる」、昨年の庚寅(かのえとら)は「これまでのやり方が限界を迎え、草木が姿形を変えていく」、そして今年の辛卯は「新しい芽が出ようとする」となっていました。日本の政治経済や世相に対して、何とも含蓄のある啓示です。

 日本経済新聞の元旦の一面の見出しは「先例なき時代に立つ」、副題は「三度目の奇跡」。つまり、明治維新後の近代化、敗戦後の経済復興に続き、日本を巡る内外環境が激変する中、日本は「三度目の奇跡」を起こせるかというメッセージです。

 政権交代は「三度目の奇跡」に向けたスタートに過ぎません。今年は「三度目の奇跡」に向けて、政権交代の成果が徐々に現れ、「新しい芽が出ようとする」年にしなければなりません。

 僕は亥年生まれですが、卯(ウサギ)に負けないように、日本の飛躍に向けて頑張ります。


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