耕平さんかわら版 第105号(平成23年3)
皆さん、こんにちは。三月十一日、三陸海岸沖で日本の観測史上最大の地震が発生しました。被災された方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、現地で救助・救援・復旧・復興に当たっている関係者の皆さんのご活動に心から敬意を表します。 被災者の生活再建、被災地の復興を果たすためには、全ての国民の皆さんのご協力が必要です。日本人の絆(きずな)、日本の社会の底力を発揮する局面です。被災地以外の地域の皆さんにも、被災者の皆さんの窮状、被災地の惨状に思いを致し、できる限り同じ気持ちになってご支援を頂きたいと思います。
地震が発生した時、僕は厚生労働副大臣室で会議中でした。「地震だね」と言って様子を見ていたら、揺れはドンドン大きくなり、しかもあまりに長く続くので、思わず全員でテーブルの下に潜りました。
自分が体験した中で、最も激しい地震でした。東京でそう感じるぐらいですから、震源地近くの状況は想像を絶します。
揺れの大きさから「これは大変なことになった」と思っていたら、続々とニュースが流れ始め、以後の会議は中止。以来、ずっと震災対応が続いています。当然、役所に泊り込む日もあります。
まずは、被災者の皆さんの当面の生活拠点を確保し、毎日の生活を軌道に乗せることが喫緊の課題です。その後は、全国の皆さんからのご厚情、義援金、物資のご寄付などが必要になります。
また、避難所や仮設住宅地域でのボランティアも必要です。今こそ、国民の皆さんが一致結束して支援を行うことが求められています。
僕の両親は戦争世代です。既に他界していますが、先輩世代は戦中戦後の困難を結束して乗り切りました。
今回の大震災。被災者や経済・社会が直面する困難は、その当時に匹敵する規模と甚大さと想定されます。国民の皆さんの結束が不可欠です。
僕も頑張ります。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
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