耕平さんかわら版   第110号(平成23年8)

  皆さん、こんにちは。お盆が明けて秋が近づいてきましたが、まだまだ暑い日が続きます。熱中症に気をつけて、くれぐれもご自愛ください。

 三月十一日に発生した東日本大震災から五ヶ月半が過ぎました。新首相、新体制の下で復旧、復興をさらに加速させなくてはなりませんが、そのためには予算もかかります。

 国も地方も巨額の財政赤字を抱えており、復旧、復興のための予算編成は容易ではありません。復興財源を捻出するためには、何かを我慢しなくてはなりません。あるいは、被災地以外の地域には我慢して頂かなくてはなりません。

 しかし、我慢すること、譲り合うことは「言うは易く、行うは難し」。仏教の教えで言えば、「自利」を捨てて、「利他」の精神を実践できるかどうかが問われています。

 今回の震災対応を通じて、被災地のみならず、日本全体の再生のためには、そうした心の問題が最も重要だということを痛感しています。

 日本人の心構え、考え方、生き方、社会の価値観といったことについて、熟考と自省が必要ではないでしょうか。

 僕自身も、政治家として政策対応に腐心するとともに、国民のひとりとしてそうした観点から考えを深めていきたいと思います。

 ところで、表面の「弘法さんかわら版」も十年目に入りました。

 十周年の節目に当たり、十二月十日(土)午後一時半から、日泰寺普門閣をお借りして懇話会(弘法さんを語る会)を開催させて頂きます。覚王山の歴史、日泰寺の歴史、弘法さんの縁日の由来、仏さまのこと、弘法大師の生涯などについてお話しつつ、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごさせて頂きたいと思います。どうぞお気軽にご参加ください。


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