耕平さんかわら版   第111号(平成23年9)

  皆さん、こんにちは。九月に入り、秋本番です。朝晩は冷え込む日もあります。くれぐれもご自愛ください。

 九月二日に野田内閣が発足しました。新首相、新体制の下で、東日本大震災からの復旧、復興をさらに加速させなくてはなりません。

 新体制の下では、財政金融委員会と予算委員会の委員として働きますので、第三次補正予算の早期成立に向けて頑張ります。

 復旧、復興のための予算編成は容易ではありません。復興財源を捻出するためには、何かを我慢しなくてはなりません。あるいは、被災地以外の地域には我慢して頂かなくてはなりません。

 しかし、我慢すること、譲り合うことは「言うは易く、行うは難し」。仏教の教えで言えば、「自利」を捨てて、「利他」の精神を実践できるかどうかが問われています。

 今回の震災対応を通じて、被災地のみならず、日本全体の再生のためには、そうした心の問題が最も重要だということを痛感しています。

 日本人の心構え、考え方、生き方、社会の価値観といったことについて、熟考と自省が必要ではないでしょうか。

 僕自身も、政治家として政策対応に腐心するとともに、国民のひとりとしてそうした観点から考えを深めていきたいと思います。

 ところで、この「耕平さんかわら版」、表面の「弘法さんかわら版」も十年目に入りました。十周年の節目に当たり、十二月十日(土)午後一時半から、日泰寺普門閣懇話会(弘法さんを語る会)を開催させて頂きます。テーマは「覚王山日泰寺と弘法さんの縁日の歴史」及び「弘法大師の生涯と仏教の教え」についてです。

 十二月十日には、覚王山のこと、日泰寺のこと、縁日のこと、弘法大師のこと、そして仏教のことなどをお話しつつ、皆さんと一緒にこれからの日本のことを考えたいと思います。どうぞお気軽にご参加ください。


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