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財政金融委員会では、農水省は「以上」基準を見直す余地はあると答弁しました。今後の対応をシッカリと見届けます。

4.鳥取快談

「ふるさと農道」事業は、平成5年から始まりました。これまで、3期間に分け、既に2兆円が投入されています。他の3つの農道に費やされた予算規模については、今、農水省に報告を求めています。

「ふるさと農道」の東京都の実績はゼロです。愛知県は8億56百万円、東京に次いで少ない実績です。県民としてホッとします。

ところで、第3期(平成15年、16年)になって、東京以外にもうひとつ、実績がゼロになった県があります。鳥取県です。鳥取と同じような環境にある他の県では、あいかわらず大規模な事業を展開しています。鳥取と整合性がつかないですね。

さすが片山知事。やればできる。「怪」談ではなく、「快」談と言うべきでしょう。鳥取快談でメルマガの後味も少しは良くなりました。

(了)


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、公正中立性を期待したいものです。

4.不可解な対応基準

ところで、今回、ライブドアが「時間外取引」でニッポン放送株を取得した直後に、所管大臣をはじめ、多くの政治家が「時間外取引」の見直しの必要性に言及しました。金融庁は、今国会に急遽、改正法案を上程するそうです。見事なまでに素早い対応、感心します。

しかし、なぜ今回だけ素早いのでしょうか。ほかにも、社会的に問題になっていることや国会で指摘されている課題がたくさんあります。金融庁の対応は往々にして遅れがちですが、今回は実に素早い、別人のようです。

例えば、過去のメルマガ(Vol.54、2003.8.7)で指摘したインターネット利用料金の詐欺請求問題。金融庁の腰は実に重かったとうのが率直な印象です。

この問題の延長線上にはオレオレ詐欺があります。このほか、昨今話題の偽造カード問題。金融庁に限らず、政府はこうした問題には事態が深刻になるまでなかなか動きません。対照的ですね。

すぐ対応する問題と、なかなか対応しない問題。こうした対応の違いは、どういう基準に基づくものでしょうか。解せません。国会審議の中で確かめたいと思います。

(了)


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